「キッチンが丸見えになるのは嫌」という奥さんの希望から、
リビングとキッチンは、つながりつつも視線をはずしたプランになっている。

万が一に備えた、希望どおりのわが家

築40年を超えたブロック造の住宅。一時はリフォームも検討しましたが、老朽化による建物の傷みがひどく、思い切って新築を決意しました。「リプランを読んでじっくり勉強しました」という勉強家のご主人が希望した住宅性能は、「寒くないこと」と「火を使わないこと」の2点。さらに基礎からすっぽりと住宅を包み込む外断熱の家に惹かれたそう。そこで白羽の矢が立てられたのが、ソトダン21の断熱や気密など性能の良さに定評のある奥野工務店でした。
「Tさんは本当に勉強熱心。だからこそ、こちらも提案しやすく、永く住んでもらえるプランができたと思います」と奥野社長。また、Tさんも「間取りや動線の考え方など、こちらの意見を取り入れ、さらに専門家ならではの細かな提案で、希望どおりの安心して暮らせる住まいに仕上がりました」と大満足。勉強熱心な住まい手と卓越した専門家の技術で、永く快適に住み続けられる家が完成しました。

写真上より
(上)
アールの壁が柔らかな印象の玄関には、手すりやベンチを設置。
(下)
上るときにつまずかないよう、蹴込みの出がないようつくられた階段。
写真上より
 
(上)
段差がなく、開口部の広いタイプのお風呂を選択。
 
(下)
2階の奥さん用の個室。ハイサイドライトからもたっぷりと陽が入る。
2階の個室はご夫妻それぞれが自由に使える空間のほかに、贅沢な大型収納を2ヵ所造作。ひとつは建具をつけ、独立した納戸に。もう1ヵ所はオープン型になっています。「スペースが余れば、書斎や、孫たちが来たときの遊び場にするつもり」と、さまざまな使い方ができそう。その分、個室には収納を設けなくても大量の荷物が収まる上、それぞれの部屋をすっきりと自由に使うことが可能。小屋裏収納もあり、その収納力は抜群です。
2人暮らしには十二分なLDKと和室、水まわりに加え、ゆったりとしたフリールームを配した1階。「将来、介護や介助が必要になったときに、自分たちも世話をしてくれる人も快適に過ごせるように準備しました」というフリースペースは、在宅看護のボランティアをしていた奥さんの経験を生かし、玄関とリビング2方向の動線を確保しています。どの空間へもスムーズに移動でき、引き戸を多用しているのも特徴的です。

シャープなガルバリウムの外観に、木のスリット(玄関上)がアクセントになっている外観。
積雪や過去に浸水があったことを考慮し、基礎を通常より高めにしている。

社長のもう一言 

 当社の住宅を見学された方から「階段の一段一段が低くて昇りやすいですね」と言われることがあります。特別に高齢化社会を意識しているわけではありませんが、年齢に関係なく、安心して昇り降りができる階段を考えると、そうなるのです。
 一つ一つの段差を低く、そのかわり段数を多くして緩やかな傾斜にすること。昇り降りでつまずかないよう蹴込みの出っ張りをなくすること。足がはみだしてよろけたりしないよう、踏み板の広さをとることなど、誰もが使いやすい階段を考え、作っています。
 また階段の空間を明かり取り窓で明るくしたり、デザインとして美しい階段スペースにするなども重要なポイントと考えています。

|DATA ■札幌市手稲区・Tさん宅 |OWNER
 
家族構成:
夫婦70代
建築データ:
構造規模/木造・2階建て
  延床面積/115.93m2(35坪)
  施工期間/約4ヶ月
「万が一、車いすや寝たきりになっても、快適にわが家で生活がしたいという想いがカタチになり大満足」というTさんご夫妻と奥野社長(写真左)。