オクノノヒト

「家族の幸せづくりを目指す企業」を理念に、奥野工務店はこれまでも数多くの住宅を手がけてきました。地域に根ざして45年以上。創業者であり、試行錯誤しながら同社の家づくりを支えてきた社長、そして現場で奮闘する社員たちの素顔を少しのぞいてみましょう。

report by Replan

中学校時代からの友人たちと楽しい休日を過ごす奥野社長

のし板の置かれたダイニングテーブル上に並ぶ、めん棒やそば切包丁。リビングのローテーブルには、いなり寿司や唐揚げ、おつまみ、ビールなどが次々に置かれ、宴の準備が進んでいます。晴れた冬の日曜日、奥野工務店の社長宅はとても賑わっていました。

「今日は年に一度の恒例行事、そば打ち会なんだよ」と奥野社長。エプロン姿でキッチンとリビングを忙しそうに往来し、その後ろを愛犬のこはるちゃんがついてまわっています。

  • そば打ち三段の資格をもつ友人に手ほどきを受けながら、そば打ちに奮闘
  • ロングコートチワワの愛犬こはるちゃんが、賑やかな様子を見守る

奥野家に集まったのは、なんと中学時代のバレー部仲間。「私たちの中学は毎年優勝するほどの強豪校で、部員も60人以上いたんです。今日我が家に集まっているメンバーは、その中から選ばれしレギュラーなんですよ」と、胸を張る奥野社長の言葉に、仲間たちが楽しそうに笑います。

中学時代は何をするのも一緒だったという皆さんでしたが、卒業後は疎遠に。再会したのは10年ほど前に開かれた中学の同期会で、それ以来、そば打ち会をはじめ、年に2回から3回はこうして集まり、互いの近況や思い出話に花を咲かせています。

奥野社長は「そば打ち会は年に1回だから、やり方を忘れちゃう」と笑いながらも丁寧に包丁を動かす

そば打ち会を主導するのは、アマチュアを対象にしたそば打ち資格制度で三段を取得したお仲間の一人。水回し、練り、切り、と一連の流れの手本をみせた後、メンバーそれぞれが実践に挑みます。「1年に1回だから忘れちゃうんだよ」と言いながらも、皆さんとても楽しそうです。

  • 中学校のバレー部仲間の4人はみんな、毎年優勝するほどの強豪校でレギュラーだった
  • 思い出話に花を咲かせ、そば打ちをしながら昼間から飲むビールの味は格別

打ちたて、茹でたてで、お店で出されるような艷やかで味わい深い更科そばに舌鼓。冗談を言い合いながら、笑い声の絶えない穏やかな時間が流れる

「理解しやすいよう丁寧に説明してくれる」「豊富な知識と経験から、色々な選択肢を提案してくれる」「何でも相談しやすい」とお施主さんからの信頼も厚い奥野社長。その素顔もまた、古くからの仲間に囲まれて冗談を言いながら笑顔で休日を楽しむ、親しみやすくておおらかな好人物でした。

奥野工務店の大工さんが総出で建て込み作業をする真夏の現場。汗をぬぐいながら、作業の進行を見守っているのは、同社の営業部・部長でプランナーの狩野泰孝さんです。奥野工務店に入社したのは2018年のこと。「お客様が思いつかないような、一歩先の提案ができるように心がけたい」という想いで家づくりをしている狩野さんは、親しみやすく誠実で、センスも抜群、とお客様から評判で、奥野工務店に「新しい風」を吹き込んでいます。

「狩野さんのオーダーは、オリジナリティーがあって結構苦労するんだけれど、すごくやり甲斐があるんですよ」と、話すのは同社の大工・一安さん。「毎回同じものを作るよりも、ずっと楽しいですからね」という一安さんの言葉に、狩野さんも「奥野工務店の大工は、皆さん仕事が丁寧かつ早い。そして、私の細かなオーダーにも対応してくれるんです」と、笑顔で返します。

現在狩野さんが担当している現場は4件。1件1件まわって作業の進捗状況を確認しつつ、現場でも入念な打ち合わせを重ねている

「少しでも性能の良い家をつくりたいという思いのもと、日々仕事をしています。私たちがつくっているのは、もちろんお客様の家ですが、現場にいると愛着が湧いてくるんですよね。大手のハウスメーカーさんと違い、現場ごとに考えるべきこと、悩みどころなどもありますが、それも含めてやり甲斐があります」と一安さん(集合写真・中央)。高性能な奥野工務店の住宅を可能にしているのは、同社の大工の高い技術と豊かな知識だ

「営業からコーディネート、プラン立てなど、やることは多岐にわたります。忙しい毎日ですが、充実していますよ」と狩野さん。日々奔走しながらも息切れをしない秘訣は、「趣味を楽しみ、気持ちをリセットさせること」です。せたな町出身の狩野さんが、幼い頃から夢中になっているものの一つが海釣り。「父親は大工なのですが、趣味が高じて船舶免許を取得し、プレジャーボートも持っているんですよ」と狩野さん。まとまった休みが取れると、家族でせたな町へ帰郷し、父親とともにプレジャーボートに乗って海に出ます。釣った魚は自らさばき、海鮮丼などに早変わり。「釣りをしている間は、完全にオフモード。最高のリフレッシュです」と、釣りの成果を写した写真を笑顔で見せてくれました。

  • せたな町では父親のプレジャーボートに乗って海釣りへ。大工の父親はプレジャーボートをトラックで牽引して海に運んでいるそう
  • この夏も美味しいイカをはじめ、せたなの海の幸を堪能した

「もともと、外で遊ぶことが好きなんですよ」という狩野さんの、もう一つの趣味がキャンプ。キャンプグッズへのこだわりも強く、インスタ映えしそうなアイテムがずらりと並びます。アウトドア大好きな狩野さんには、娘の成長を目を細めて見守る優しいパパという一面も。最近は、初めて一緒にキャンプを体験したそう。「もう少し大きくなったら、海水浴させたいです」と、娘とともにキャンプや釣りを楽しむ日々がやってくることを今から楽しみにしています。

  • 娘さんが初参加したファミリーキャンプ。「外で火を使って料理を楽しむこともキャンプの醍醐味!」と、本格的なアイテムが揃う
  • 「娘の成長を見守るのが今はいちばんの楽しみ」という狩野さん。趣味と娘さんと過ごす時間が、元気の源に

遊びも仕事もめいっぱい楽しみながら取り組んでいる狩野さん。以前の職場のお客様のなかには、キャンプや釣りを楽しむアウトドア仲間として付き合いが続いている方も多数いるそう。奥野工務店で知り合ったお客様とも、最近海釣りを楽しんだといいます。さらには、趣味を通じて知り合ったのがきっかけで、同社での家づくりを検討し始めた方も。気さくで誠実な人柄に、自然と人が集まってくるようです。

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